2025.07.10

【後編】「アリオス」が語る夢への道のり、自己評価、そしてワタナベエンターテインメントでの展望

夢への道のりと自己評価

幼い頃から芸人を夢見ていたそうですが、今まで挫折はありましたか?また、お二人の「強み」と「弱み」について教えていただけますでしょうか?

港: 僕は小さい頃から目立ちたがり屋で、「受けることこそ至高」という考えでした。小学生の頃は、笑い飯さんやロバートさんのように面白すぎる芸人さんにはなれないと思っていたんですが、中学卒業の頃に「やっぱりやろう」と決めて、中学生の夏の合宿中に「俺、芸人になる」と決めました。
芸人になってからは、ずっと挫折の連続ですね。理想が高すぎて、高校生で始めた段階でもうM-1を取れると思っていたんですが、全然うまくいかなくて。「こんなに難しいんだ」と。今もそれが続いています。目標はM-1で、M-1を取るまではずっと挫折だと思っています。

港:僕たちの強みは、少し細かい話ですが、ボケのナチュラルさフリの短さです。フリを極力短くすることをテーマにネタを作っているので、結果的にボケ数も多くなります。基本的には10秒に1回はボケるように意識していて、前半2分は10秒に1回、後半2分は7秒に1回くらいをなんとなくの平均値にしています。

かんぼうちょうかん: 弱みとしては、僕たちまだ21歳と若いので、単純に人とのコミュニケーション経験が少ないことですかね。会話は年を重ねるほど上手くなると思うので、色々な人と話すようにして、説得力みたいなものも出していきたいです。

信頼と自己評価、そしてワタナベエンターテインメントでの展望

お互いにここは尊敬している、信頼しきっているという部分はありますか?
最後に、今後成し遂げたいことはありますか?

かんぼうちょうかん: 港の面白さに関しては、小学校で出会った時から本当にずば抜けていたというか、こんな子もいるんだと思った部分だったので、もう一切疑いを持っていません

港: かんぼうちょうかんは結構頑固なんですよ。楽屋とかで何もしていない時間があっても、僕だったら誰かに喋りに行こうとするんですけど、そうならない強さというか、精神的に強いものがあるなと思いますね。白い部屋に閉じ込められても発狂しなさそうです(笑)。

港: ワタナベエンターテインメントでは、僕は「笑う犬」がすごく好きだったので、ウッチャンさんとコントしてみたいです。

かんぼうちょうかん: もっとテレビを楽しくしたいですね。「おもろいの最前線になれる」ように。ワタナベはテレビに強い会社だと思うので、ワタナベのお笑いでテレビを盛り上げたいです。同期とかと一緒に出られたら最高ですね。

アリオスのお二人の話からは、お笑いへの情熱と、明確な目標、そして互いへの深い信頼が感じられました。M-1グランプリでの優勝、そしてその先に広がるそれぞれの夢の実現に向けて、今後ますます彼らの活躍から目が離せません。

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