――リョウさんが芸能界を⽬指したきっかけは何だったのでしょうか?
3 歳の頃、CM でDA PUMP さんのダンスを⾒て衝撃を受けたのが全ての始まりでした。彼らのキレのある動き、⾳楽との⼀体感に⼼を奪われ、「⾃分もあんな⾵に踊りたい!」と強く思ったんです。すぐに地元のダンススクールに通い始め、⼩学1 年⽣になると憧れのEXILEさんのように歌って踊れるアーティストになるため、EXPGに⼊学しました。EXPGでは選抜クラスに⼊り、EXILEさんのツアーに帯同するなど貴重な経験を積みました。⼩学5年⽣になると、ダンサーとして全国各地を⾶び回るように。各地のステージでパフォーマンスを披露する中で、ダンスに対する情熱はさらに強くなりました。そして、さらなる⾼みを⽬指し、歌とダンスの両⽅を本格的に学べる環境を求めて、キャレス ボーカル&ダンススクールへ進学しました。⾼校卒業後は単⾝ニューヨークへ。世界のダンスシーンを肌で感じ、トップレベルのダンサーたちと交流する中で、⾃分の⽬指すアーティスト像が明確になりました。等⾝⼤のメッセージをストレートに伝え、聴く⼈の⼼を揺さぶり、勇気を与えたい。そして、ただ「かっこいい」「かわいい」だけでなく、⼈の⼼を救い、⽀えられるような存在になりたいと思っています。⾃分⾃⾝のスタイルを確⽴し、⾳楽シーンで輝きを放つ存在になることが、今の私の⽬標です。

――そこからどのようにしてオーディションを受けることになったのですか?
当時、ワタナベエンターテインメントで男性ダンス&ボーカルグループを作るプロジェクト
が進んでいて、そこに加⼊すべく新たな挑戦としてDBSing オーディションを受けました。
そしてDBSingに加⼊し、慣れない環境で不安があり、初めて会うメンバーとの距離感を感
じ「このメンバーで本当にデビューできるのか?」と思いました。でも、そこからレッスン
を経て、みんなと成⻑していきました。
元々ダンスには⾃信がありましたが、DBSingでの活動を通じて、苦⼿だった歌への向き合
い⽅が⼤きく変わりました。歌にはコンプレックスがあったんです。でも、東京でのレッス
ンを重ねるうちに、⾃分の得意な⾳域が分かるようになってきました。今では、歌うことが
楽しくて仕⽅ないですね。
Part2へ続く