中山秀征が、フランスで5月13日から24日まで開催された「第78回カンヌ国際映画祭」の期間中、会場近くのホテル・マジェスティックにて初の作品展を開催し、大きな反響を呼んだ。中山の力強い「書」と、ヨーロッパで活躍するデジタルフィンガーペインター赤松裕介氏とのコラボレーション作品が、世界中から集まった映画関係者やアートファンを魅了し、盛況のうちに幕を閉じた。
今回の作品展は、中山にとって初の海外での展示となった。展示されたのは、中山が魂を込めて書き上げた書4作品と、40年来の同志である赤松氏とのコラボレーション作品1点。伝統的な日本の「書」が持つ精神性と、スマートフォン一台で作品を生み出す最先端のデジタルアートが融合したユニークな試みは、現地でも注目を集め、多くの来場者が足を止めて見入っていた。
開催のきっかけは、2024年の中山と赤松氏の40年ぶりの再会だった。中山の書に感銘を受けた赤松氏が、自身の出展経験のあるカンヌ国際映画祭での共演をフランス側に提案し、実現に至ったという。このドラマティックな背景も、作品展に深みを与えた。
中山秀征 コメント
「カンヌ国際映画祭という素晴らしい祭典で作品展を開催でき、感無量です。マジェスティックホテルに私の書が展示され、世界中の方々にご覧いただけたことに心から感謝いたします。日本の伝統である書の魅力を通じ、精神を研ぎ澄まし、言葉に心を込めることで、見る方と対話が生まれると信じていました。実際に多くの方が作品の前で何かを感じ取ってくださる姿を目の当たりにし、言語は違えど魂で通じ合えることがあると実感しました。
40年前に共に夢を語り合った同志、赤松裕介君とこのような大舞台に立てたのは、まさに『縁』の力だと感じています。この不思議で神がかったような巡り合わせに感謝しかありません。この経験を糧に、これからも書の魅力を世界に発信していきたいと思います。平和の中で芸術を楽しめることの素晴らしさを改めてかみしめた、最高の祭典でした。」
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