コンビ結成と「リバーマン」という名の由来
自己紹介と、コンビ結成の経緯、そして「リバーマン」というコンビ名に込められた意味について教えていただけますか?
市川:僕たちリバーマンは、ワタナベエンターテインメント所属3年目のコンビです。コンビ結成は大学の演劇サークルがきっかけでした。僕らがコメディ寄りの面白いものが好きだったのに対し、サークルは本格的な演劇をやりたい人が多くて、次第に孤立してしまって。居場所がないなら二人でコントを始めよう、という流れで結成しました。
古川: コンビ名は僕が決めたんですが、僕が古川で彼が市川なので「川(リバー)」から取りました。あと、お互いバナナマンさんが大好きで、「マン」をつけたいね、という思いもありましたね。
お笑いへの原点と憧れの存在
「芸人になりたい」と思ったきっかけや、学生時代に影響を受けたお笑い、あるいは憧れのタレントさんについて教えてください。
古川: 僕は市川と出会ってから芸人になろうと思いました。それまでは演劇をやっていて、役者の道に進むのかなと。ラーメンズさんが大好きで、寝る前にもコントをずっと聞いていましたし、小林賢太郎さんがお笑いも演劇もやる方だったので、お笑いが好きという気持ちは元々あったんだと思います。NHKの『LIFE!』のようなコント番組や、バナナマンさん、おぎやはぎさん、荒川良々さんのミニコント番組も見て、コントとドラマの融合が面白いなと感じていました。
市川: 僕は中学1年の夏に体調を崩して、半年くらい寝たきりに近い状態だったんです。学校にも行けず友達ともあまり話せなかったので、家にいる時間が長くて、ひたすらエンタメを吸収する日々でした。ラジオもテレビも毎日一日中つけていて、画面の中の彼らが友達のような感覚になってきて。その時のエンタメ吸収度は業界で一番だと思います(笑)。演劇も三谷幸喜さんの作品を面白いと思いましたし、映画からお笑い、ラジオまで何でも見ていました。憧れは松本人志さんです。昔、「IPPONグランプリ」で僕の投稿が一度だけ読んでもらえたことがあって、松本さんにツッコんでもらえたのが本当に嬉しくて。それが僕がお笑いを好きになった一撃ですね。
ネタへのこだわりと唯一無二の世界観
ネタ作りにおいて特にこだわっている点や、お互いの役割分担について詳しくお聞かせください。また、周りからはどのようなコンビだと言われることが多いですか?
市川: ネタは100%僕が作っています。大学時代はお互い書いていましたが、次第に僕のネタの方がウケるようになって。こだわりとしては、見ていて不自然に感じない、無理のない世界観を意識しています。言語化しづらいけれど、誰しもが「それ、あるわ」と感じるような、共感できる部分をコントで表現できた時に、すごく気持ちがいいんです。周りからは、キャッチコピーのようなものはないんですが、ネタを評価してくれているという実感はありますね。
古川: 僕は高校時代演劇部だったので、演技には自信があります。コントであっても、ただ面白いだけでなく、リアルな部分を残したい、人間のまだ言葉になっていない「分かる」という感覚を表現したいと思っています。ワタナベの先輩芸人さんたちも、そういった表現が上手いイメージがありますね。注目ポイントとしては、僕の演技と市川のフィジカルですね。市川は187cmで体重も100kg近くあるんですが、大きい人が大声を出すとそれだけで笑いが生まれる瞬間もあって。繊細な部分は僕が担当して、市川は胸を叩く、みたいな(笑)。それがコントフィジカルです。
市川
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