アーティストの原点と道のりを紐解く
Q: 音楽に目覚めたきっかけについて教えてください。人生で初めて「音楽ってすごい!」と感じた原体験はどのようなものでしたか?
まず音楽より先に、姉が通っていた近所のダンススクールに私も「やりたい」と言って入ったのがきっかけでダンスを始めました。そのスクールにアーティストコースがあって、その中のグループが大阪の心斎橋でフリーライブをしているのを見に行ったんです。それを見た時に「私もこれやりたい!」と思ってコースを変え、音楽を目指すようになりました。
Q: ご自身の音楽のルーツとなっているアーティストや楽曲を3つ挙げるとしたら、それは何ですか?それぞれどのような部分に影響を受けましたか?
特に特定のアーティストや楽曲にルーツがあるわけではないんです。というのも、一つのジャンルに固まってしまうと、自分がそれに染まってしまう可能性があると思っているので、ジャンル問わず色々な音楽を聴くようにしています。
ただ、親がめちゃくちゃロック好きで、昔から車の中とかで流れていたので、耳に入っているのはロックが多いですね。私自身はその音楽があまり好きではないんですけど、両親と姉は好きなんです(笑)。小さい頃からテレビに出たいという気持ちは強くて、その方法として歌って踊るという表現を選んだという感じなので、特定のアーティストから影響を受けたというよりは、パフォーマーとして渡辺直美さんや志村けんさんが好きでした。

アーティストへの決意
Q: 「音楽を仕事にしたい」「プロのアーティストになりたい」と、具体的に意識し始めたのはいつ頃ですか?
多分、小学校5年生の時に一度音楽を諦めようと思ったことがあったんです。当時の学校生活とスクールの生活が荒れていて、「もういいや」ってなってしまって。それでスクールに「やめます」と伝えた時に、先生やスクールの社長さんが止めてくださって、「もう一回頑張ってみない?」と言ってくれたんです。その時に気持ちを切り替えて「もう一回やろう」と思ったのが、おそらくプロを目指すきっかけになりました。
Q: 今までで最も大きな壁、あるいは乗り越えるのが大変だったことは何でしたか?それをどうやって乗り越えましたか?
一番大きな壁は、やはり小学校5年生の時に荒れていた時期ですね。なぜ荒れていたのかは本当にわからないんですけど、学校に行っても物を投げたり、友達と毎日喧嘩しまくったりしていました。最終的には、小学校の終わり頃は保健室登校になっていたんです。学校に行きたくないと言ったら親は「いいよ」と言ってくれたんですけど、保健室の先生とは仲が良かったこともあり、「保健室なら行く」となって保健室登校になりました。
それを乗り越えられたのは、友達と保健室の先生の支えが一番大きかったです。保健室に私が登校したら、毎時間友達が遊びに来てくれたり、お昼の給食の時間にもわざわざ給食を持ってきてくれたりしたんです。
Q: 下積み時代やインディーズでの活動で、印象に残っているエピソードはありますか?
活動の中で印象に残っているのは、WE3Mの初期の出来事です。振付師の先生がいて、楽曲の振り付けをしてくださっていたんですが、その時にAパターン、Bパターン、Cパターンを作ることになって、「それに付き合ってほしい」と言われたんです。昼から12時間くらいかけてその3パターンを覚えて、撮影するというのを夜までやっていたのが一番印象に残っています。最初はみんな楽しくできていたんですけど、CパターンくらいになるとAとBのパターンがごっちゃになってしまうということが全員に起きていました。それを完成させて動画も撮り終えた時の達成感がすごかったですね。

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