2025.08.14

WE3M、初の単独ライブ「WE3M 1st LIVE “Garrrrrr PARTY”」に懸ける想いとグループの個性:全員が主役のヒップホップ・ガールズグループの挑戦

大阪発、本格的なダンスパフォーマンスと10代とは思えない圧巻の歌声を武器に、音楽シーンに新たな風を巻き起こす6人組ガールズグループ「WE3M」(ウィーム) [プロフィール]。平均年齢16歳(最年少14歳)という若さながら、メンバー全員が10年以上のダンス歴を持つ実力派集団として注目を集めています 。
グループ名「WE3M」には、”WE”(私たち)をひっくり返すことで「関西から世の中をひっくり返す!」というメンバーの強い決意と覚悟が込められています。今回は、初のワンマンライブ「WE3M 1st LIVE “Garrrrrr PARTY”」を目前に控える彼女たちのインタビューから、その魅力と挑戦に迫ります。

結成秘話:スクールユニットから絆を深めた6人へ

WE3Mのメンバーは全員が同じスクール出身で、最初はスクール内で組まれたユニットとして活動をスタートしました。現在の6人体制になるまでには、何度かメンバーの出入りがあり、結成当初9人から始まり、最終的に6人へと人数が変動しました。特に、現在のメンバーであるMOMOKAとIROHAは、ワタナベエンターテインメントのオーディションを経て途中加入。オーディション時に見守られていたものの、すぐに加入が決まったわけではなく、約半年後に声がかかったといいます。
昨年4月にメンバーの一人が脱退し現在の6人体制となった際には、その決定を告げられ、残されたメンバーは受け入れることしかできなかったと当時の心境を語ります。しかし、この経験が残った6人の絆をより一層強いものにしたと振り返り、この6人の絆が硬くなったと述べています。

個性豊かなメンバーが織りなすWE3Mの世界

メンバーそれぞれのキャラクターやグループ内での役割について、互いの印象について、他メンバー視点で解析。
AN(アン)
キャラクターは、クールビューティな外見とは裏腹に、実際は「おちゃらけクール」な一面を持ちます。
グループ内での役割としては、歌唱力に最も強みを持つ「歌唱面では多分1番強い」メンバーです。
MANAMI(マナミ)
キャラクターは、明るく「太陽」のような存在で、「ポジティブ」なムードメーカー。
グループのMC担当であり、ライブのMC構成も手がけています。
HINANO(ヒナノ)
キャラクターは「ふざける方」で、年齢的には下ではないものの、精神年齢が幼い「末っこキャラ」と表現されています。
グループのファッションリーダー的存在で、衣装デザインなどを担当。グッズのデザインやインスタのストーリー作成も得意なクリエイティブな一面を持ちます。
HONORI(ホノリ)
グループ内では「ツッコミ」担当で、メンバーの発言を拾い、鋭くはっきり意見を言うタイプ。
新曲の歌詞制作では、社会や大人に対するメッセージをテーマにしています。トラック制作も武器。
MOMOKA(モモカ)
キャラクターは「ギャル」のような雰囲気もありますが、普段は「ふわふわ」していて、おっとりとした話し方をします。
新曲のダンス振り付けも担当しています。
IROHA(イロハ)
キャラクターは、普段は「天真爛漫」でふざけることが好きですが、実は「一番しっかりしてる」メンバー。
ラップ担当で、楽曲制作では過去の葛藤や努力を歌詞に込めています。トラック作りも担当しています。

成長の軌跡:課題を乗り越え、個性を磨く

活動の中で、歌唱の面で苦戦したメンバーもいましたが、レッスンを重ねることで克服したといいます。グループ全体としては、「個性がない」という課題に直面した時期がありました。しかし、自分たちの殻を破り、嘘偽りなく素直な姿でステージに立つことで、メンバー一人ひとりの個性が自然と輝くようになったと語っています。
楽曲制作や振り付けにおいても苦労がありました。グループとしての一体感を保ちながら、メンバーそれぞれの気持ちやジャンルを反映させることに難しさを感じたといいます。特に、当初はHIOHOPではない方向性も試したものの、やはりHIOHOPをやりたいという思いから、限られた時間の中で自宅に集まって制作を進めているとのことです。


初のワンマンライブ「WE3M 1st LIVE “Garrrrrr PARTY”」:自己プロデュースで魅せる新たなWE3M


WE3Mは、初の単独ライブ「Garrrrrr PARTY」を地元大阪で開催することに大きな意味を見出しています。大阪で生まれ育った自分たちが「やりたいことを見せる」という強い意志が込められています。
ライブタイトル「Garrrrrr」は、動物の「ガオー」という吠え声からインスパイアされており、6つの「R」で6人が「吠える」ことを表現。さらに、メンバーにギャルマインドを持つ子が多いことから、「ギャル」とかけているとのことです。ライブは「パーティー気分で楽しんでもらえる」ようなコンセプトで企画されており、ライブ構成はメンバープロデュースとなっています。
今回のライブでは、3曲のオリジナル新曲が披露されます。
そのうち2曲はメンバーが作詞を手がけており、1曲は過去の葛藤や努力、乗り越えてきた壁について。
もう1曲は、彼らの年齢でしか言えない社会や大人への「叫び」がテーマとなっています。 また、メンバー一人ひとりの個性が最も輝く「ユニットコーナー」も用意されており、それぞれの魅力を深く知ることができるでしょう。衣装やステージの装飾、グッズ制作まで、メンバー自身がアイデアを出し、クリエイティブに深く関わっています。

未来への咆哮:メジャーデビューと「自己プロデュース」の強み


WE3Mの強みは、メンバーそれぞれがバラバラでありながらも、6人揃った時の「団結力」と「気の強さ」にあります。特に、メンバー脱退を乗り越えたことで、残った6人の「絆」はより一層強固なものとなりました。彼女たちは、どのグループにも負けない強さを持っていると自信を見せます。
今後の目標として、まずはメジャーデビューを掲げ、活動の幅を広げたいと考えています。そして、将来的には全国アリーナツアーの実現を目指しています。SNSでは、TikTokで累計2000万再生を突破するものの、フォロワーの伸びが課題だと感じており、今後は楽曲制作に一層力を入れていきたいと語ります。
WE3Mの最大の強みは、楽曲制作から振り付け、ライブ演出、グッズデザイン、MC構成に至るまで、全てをメンバー自身が「自己プロデュース」している点です。これは他のグループにはない、彼女たちだからこそ表現できる「本物のHIOHOP」を提示する力となるでしょう。

WE3Mはまさに、荒々しい原石たちが、自らの手で磨き上げ、互いにぶつかり合いながらも、強固な絆で結ばれた一つの輝くダイヤモンドへと変貌していくようなグループです。彼女たちの「吠える」ようなメッセージとパフォーマンスは、これから多くの人々の心に響くことでしょう。

公式SNS:https://lit.link/we3m