文化庁は本日、芸術の各分野で優れた業績をあげた人物を顕彰する「第76回芸術選奨」の受賞者を発表し、演劇部門「文部科学大臣新人賞」にワタナベエンターテインメントより、望海風斗が選出されました。
選出理由として、舞台「マスタークラス」および「エリザベート」での成果が高く評価されました。宝塚歌劇団のトップスターとして活躍し退団してから5年、数々の話題作で主演を務め、舞台女優として確固たる地位を築きつつある点が受賞につながりました。
「マスタークラス」では、伝説的オペラ歌手を彷彿とさせる圧倒的な存在感で観客を魅了しました。一方、「エリザベート」では、16歳の奔放な少女期から悲劇的な晩年まで、皇后の葛藤と孤独を丁寧に表現し、優れた演技力と卓越した歌唱力でヒロイン像に新たな足跡を刻みました。初演から25年にわたり愛される人気作の中で、その表現力は高い評価を得ています。
宝塚歌劇団退団後も挑戦を続け、演技と歌唱の双方で舞台表現の幅を広げてきた望海風斗。今回の受賞は、トップ女優として着実に歩みを重ねてきた軌跡を示すものとなりました。
『マスタークラス』
1996年のブロードウェイ初演以来、世界各国で上演されている本作は、オペラファンであり、カラスの大ファンでもあったアメリカを代表する劇作家テレンス・マクナリーが、ジュリアード音楽院で行われたカラスのマスタークラスの講義録をもとに、カラスの栄光と挫折の人生を描いた作品です。
1996年度のトニー賞・最優秀演劇作品賞を受賞し、日本では、黒柳徹子主演により1996年と1999年にパルコ劇場で上演され、大きな話題を呼びました。
そして2025年、26年ぶりとなる待望の再演が実現し、偉大なマリア・カラス役を望海風斗が演じ、新たな『マスタークラス』として観客を魅了しました。
作:テレンス・マクナリー
翻訳:黒田絵美子
演出:森新太郎
主催:ワタナベエンターテインメント
上演期間:2025 年 3 月 14 日(金)~4 月 20 日(日)
会場:世田谷パブリックシアター、まつもと市民芸術館、穂の国とよはし芸術劇場 PLAT、
サンケイホールブリーゼ
『エリザベート』
自由を愛し、類なき美貌を誇ったハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、彼女を愛した黄泉の帝王“トート=死”。トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、彼女もいつしかトートの愛を意識するようになりますが、その禁じられた愛を受け入れることは、自らの死を意味していました。滅亡の帳がおりる帝国と共にエリザベートに“運命の日“が訪れます。
望海風斗は、1996年に宝塚歌劇団により日本初演、2000年の東宝版初演から観る者を魅了し続けてきた『エリザベート』のタイトルロールであるエリザベート役で圧倒的な存在感と表現力を見せました。
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)
プロフィール

望海 風斗(のぞみ ふうと)
神奈川県出身。1983年10月19日生まれ。
2003年宝塚歌劇団入団。月組にて初舞台。同年花組に配属。
2014年雪組に組替え。
2017年雪組トップスターに就任。
2021年4月11日宝塚歌劇団退団。
第30回読売演劇大賞 優秀女優賞、第48回菊田一夫演劇賞、
2022年ミュージカル・ベストテン!女優部門第1位
第33回読売演劇大賞 「大賞」受賞/「最優秀女優賞」受賞
令和7年度(第76回)文化庁芸術選奨 「文部科学大臣新人賞」獲得
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