2025.03.03

第20回渡辺晋賞、U-NEXT HOLDINGS宇野康秀氏が授賞

⼀般財団法⼈渡辺⾳楽⽂化フォーラムは創設者・渡辺晋⽣誕の⽇である3⽉2⽇に『第20回 渡辺晋賞 授賞式』を執り⾏いました。今回で第20回となる渡辺晋賞には宇野康秀⽒が授賞しました。
【受賞理由】
宇野⽒が率いるU-NEXTは、⾒放題作品数No.1。⽇本最⼤級のビデオ・オンデマンドであり、2022年には⽇本国内の定額動画配信サービスでAMAZON プライム・ビデオを抜きシェア2位を獲得。2030年までに⽇本国内においては、Netflixを抜いて1位となる⽬標を掲げるなど、海外サービスに押されがちな同市場で⽇本独⾃資本の動画配信サービスとして確固たる地位を占めています。同社はオリジナル作品に拘らず、百貨店戦略による網羅性を重視し、2023年にTBS、テレビ東京、WOWOWの合同動画配信サービス”Paravi”を統合。2024年にはサッカーパックなどのスポーツ分野の強化を実⾏。スポーツバーやホテルなど飲⾷店向け USEN「スマートTV」と「DAZN FOR BUSINESS」のセットプランを展開するなど、新しいエンターテインメントプラットフォームの在り⽅を⽰した。
また同時に、各種業務⽤システムも構築。⾃動精算機国内シェアNo.1を誇るなど、DX分野でも成功を収めている。
今後はMAX(ワーナー・ブラザース系配信サービス)を通じて国内のコンテンツを世界に向けて配信することも可能となることから、⽇本発コンテンツの更なるグローバル展開が⼤いに期待されるところである。またこれら事業家としての側⾯に加えて、⾃ら製作総指揮を務めた映画『流浪の⽉』は2023年 第46回アカデミー賞優秀作品賞に選ばれ、各賞を受賞するなど、個⼈的にもエンターテインメントへの貢献も数多く果たしている。USEN時代に培った通信分野での技術⼒と情報分析⼒を多⽅⾯に応⽤展開し、エンターテインメントとテクノロジーで未来を切り開き多⾓的に事業展開する同社には、⽇本のエンターテインメントが独⾃に発展するためのプラットフォーム⼒が⼤いに期待される。 渡辺晋にも共通する不屈の起業家精神と、渡辺晋が⽬指した「⽇本のエンターテインメントで世界の⼈々を笑顔にする」との思いを体現するかのような同社の活躍は、⽇本のエンターテインメント産業の育成にとって⾮常に重要なものと考え、第20回渡辺晋賞を贈ります。